
分電盤交換|築古戸建ての古い電気設備を安全に見直しました

築古戸建てをDIYで少しずつ改修していると、床や壁、天井など目に見える部分だけではなく、電気・水道といった住宅設備の古さも気になってきます。
今回見直したのは、家全体へ電気を振り分けている「分電盤」です。
現在改修を進めているこの家も築年数が経っており、分電盤を確認してみると、現在の暮らし方を考えるうえで一度しっかり見直しておきたい状態でした。
そこで今回は、これから安心して建物を使っていくために、古い分電盤から新しい分電盤へ交換しました。
この記事では、
・なぜ築古住宅の分電盤を交換したのか
・分電盤とはどんな設備なのか
・古い住宅の電気設備で気をつけたいこと
・実際に交換して感じたこと
などを、YouTube動画とあわせて紹介していきます。
※分電盤の交換や電気配線工事には、内容によって電気工事士の資格が必要です。感電や火災など重大な事故につながる可能性があるため、資格が必要な電気工事を無資格で行わないよう注意してください。
今回交換した「分電盤」とは?
普段生活していると、あまり意識することのない分電盤。
分電盤とは、住宅に入ってきた電気を各部屋や設備へ振り分けるための装置です。
一般的な住宅では、
・照明
・コンセント
・エアコン
・キッチン
・洗面所
・浴室
・IHクッキングヒーター
など、それぞれの回路へ電気を分配しています。
また、電気を使いすぎた場合や漏電などの異常が発生した場合に、電気を遮断して住宅や人を守る役割もあります。
つまり分電盤は、普段は目立たないものの、住宅の電気設備の中心となる非常に重要な設備です。
古い分電盤が気になった理由
今回の家は、築年数が経過している中古戸建てです。
建物自体のDIYを進めるなかで、照明やコンセントなどの電気設備も確認する機会が増えてきました。
そこで改めて分電盤を見てみると、
「これから長く使っていくなら、今のうちに電気設備も見直しておいた方がいいのでは?」
と考えるようになりました。
築古住宅では、建築された当時と現在では電気の使い方が大きく異なります。
昔と比べて現在の住宅では、
・電子レンジ
・IH調理器
・電気ケトル
・エアコン
・ドライヤー
・パソコン
・テレビ
・スマートフォンの充電
など、多くの電化製品を同時に使用します。
将来的にはこの建物を「体験交流ハウス 澪」として活用していく計画もあるため、見た目のリノベーションだけではなく、こうした設備面についても少しずつ整えていくことにしました。

築古戸建ては「見えない部分」も確認したい
空き家や中古住宅を購入すると、どうしても最初に気になるのは見た目です。
壁紙が汚れている。
床が古い。
キッチンが昔のデザイン。
お風呂が寒そう。
こういった部分は目につきやすく、DIYでも変化が分かりやすいため、つい優先したくなります。
僕自身も、この家では壁を漆喰にしたり、床を解体したり、お風呂を改修したりと、さまざまなDIYを進めています。
しかし、築古住宅を触っていると、
本当に確認しなければならないのは、見えない部分かもしれない
と感じることがあります。
電気・水道・床下・屋根裏も重要
築古住宅では、
・電気配線
・分電盤
・給排水管
・床下
・屋根裏
・断熱材
・雨漏り
・シロアリ
など、普段見えない場所に問題が隠れていることがあります。
見た目をきれいにすることも大切ですが、安心して使える建物にしていくためには、こうした部分を一つずつ確認していく必要があります。
今回の分電盤交換も、そんな「見えない部分のリノベーション」の一つです。
新しい分電盤へ交換
今回、既存の古い分電盤を取り外し、新しい分電盤へ交換しました。
実際の作業の様子はYouTubeにアップしています。
動画では、
・交換前の分電盤
・既存配線の確認
・古い分電盤の取り外し
・新しい分電盤の取り付け
・配線作業
・完成後の状態
など、実際の作業風景を見ることができます。
文章だけでは分かりづらい部分もあるため、築古戸建ての分電盤がどのように交換されるのか興味がある方は、ぜひ動画もあわせてご覧ください。
今回使用した分電盤
今回の分電盤交換では、パナソニックの住宅用分電盤「BQR8362」を採用しました。
分電盤を選ぶ際には、回路数や主幹ブレーカーの容量、住宅の配線方式などを確認することが大切です。
特に築古戸建てでは、現在の電気設備だけでなく、今後追加する設備も考えたうえで検討する必要があります。
今回使用した分電盤はこちら

※分電盤は住宅の電気設備に適合する製品を選定する必要があります。型番だけで判断せず、電気工事業者などの専門家に確認してください。

分電盤交換で大切なのは「容量」だけではない
分電盤というと、
「何アンペアまで使えるのか?」
という部分に目が行きがちです。
もちろん契約容量や使用する電化製品を考えることは重要ですが、それだけではありません。
住宅では、それぞれの回路に適したブレーカーや配線が必要です。
例えば、消費電力の大きな設備を追加する場合には、専用回路が必要になるケースもあります。
今後使う設備まで考えて計画する
特にリノベーション中の住宅では、
「今使っている設備」
だけで考えるのではなく、
これからどんな設備を追加する予定なのか
まで考えておくことが大切だと感じました。
例えば、
・IHを設置する
・エアコンを追加する
・電子レンジを使う
・食洗機を導入する
・電気温水器を設置する
・屋外で電動工具を使用する
など、リノベーション後の暮らしによって必要な電気設備は変わります。
後から回路が足りなくなって再び工事するより、最初の段階である程度将来を想定しておく方が計画しやすくなります。
分電盤を交換して見た目もすっきり
新しい分電盤へ交換すると、安全面だけではなく見た目の印象も大きく変わりました。
古い住宅設備は、どうしても経年劣化やデザインの古さが目立ちます。
新品の分電盤になるだけでも、かなりすっきりとした印象になります。
もちろん分電盤はインテリアとして目立たせる設備ではありません。
それでも家全体を少しずつ新しくしているなかで、
「また一つ、この家がこれから使える状態に近づいた」
と感じられる作業になりました。
DIYリノベーションは少しずつ家を知っていく作業
この家を改修し始めてから、DIYというのは単純に「古いものを新しくする作業」ではないと感じています。
壁を壊せば、壁の中が分かる。
床を剥がせば、床下の状態が分かる。
天井を開ければ、屋根裏の構造が分かる。
電気設備を確認すれば、この家がこれまでどのように使われてきたのかが見えてきます。
一つ作業をするたびに、
「この家ってこうなっていたんだ」
という発見があります。
築古戸建てDIYの面白さは、完成したときの達成感だけではなく、作業をしながら家そのものを理解していく過程にもあるのかもしれません。
この家を「みんな集まれる交流拠点のゲストハウス」へ
現在、この築古戸建てを少しずつDIYしながら、「ゲストハウス」として活用するための準備を進めています。
単に泊まるだけの場所ではなく、
DIYを体験したり、
焚き火を囲んだり、
自然の中で過ごしたり、
地域の人や訪れた人が交流したり。
ここで新しいつながりが生まれるような場所を目指しています。
そのためにも、内装をきれいにするだけではなく、電気設備や水回りなど、建物として安心して使える環境を一つずつ整えていきます。
完成まではまだまだ時間がかかります。
ですが、この家が変わっていく過程そのものも、このブログやYouTubeを通して残していきたいと思っています。
まとめ|築古戸建ての分電盤を交換しました
今回は、築古戸建ての古い分電盤を新しいものへ交換しました。
DIYというと壁や床などのリフォームに注目しがちですが、実際に古い住宅を改修していると、電気・水道・床下・屋根裏など、見えない部分の確認も非常に重要だと感じます。
これからも「体験交流ハウス 澪」の完成に向けて、少しずつこの家を改修していきます。
今回の分電盤交換の詳しい作業風景は、YouTubeでも公開しています。
文章では伝わりづらい部分も動画なら分かりやすいと思いますので、築古住宅のDIYや空き家リノベーションに興味のある方は、ぜひご覧ください。
YouTubeでは、この家を自分たちの手で改修していく様子を継続して発信しています。
床の解体、壁の漆喰塗り、お風呂のDIY、床下の湿気対策など、築古戸建てが少しずつ変わっていく様子も公開しています。
これから空き家DIYを始めたい方や、古い家のリノベーションに興味のある方の参考になればうれしいです。
今後も「150万円の家」から始まった宿づくりの続きを発信していきます。


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